はじめまして、kadota です。
5月半ばに入社した新参です。社内ヘルプデスクしつつRailsを勉強してます。
ハロウィンの季節ですね。
弊社ブログのデザインも(元から)なんとなくハロウィンっぽい気がしないでもない気がします。
先日、Windows10の生誕祝の更新がありましたが、扱いを間違えて呪いを掛けられてしまったPCがありましたので、反省の記録としてご報告です。
自動更新のたびに失敗するPC
- 患者:リモートワーカーのちょっと古いノートPC。ASUS U24E Win7モデルで、Win10へ移行済。
- 症状:アニバーサリー・アップデートの自動更新がかかるたびに失敗して、再起動後に初期状態に戻すはめになっていた。
PCを受け取って、まず Windows Update のコンポーネントを自動的にリセットする を実行。
Windows10 更新アシスタントをDLし、そそくさと、そのまま再度アニバーサリー・アップデートを適用。…これが失敗でした。
いつもより更新が進んで100%までいってから再起動したものの、結局エラーで沈黙。仕方なく強制再起動へ。
今まではWindows回復環境(Windows RE)から初期状態へ戻せたようですが、今回はWindows回復環境は出るも、初期状態に戻すのさえ失敗する状態に。
Windows10なので自動で復元ポイントが刻まれていればよかったのですが、このPCには復元ポイントも無いことがわかり、焦りました…
事前にやっておけば良かったこと
振り返ってみると、アニバーサリー・アップデートを再適用する前に、以下のポイントをおさえるべきでした。
- 失敗時に備えて、復元ポイントを確認。または修復用イメージを作っておく
- システム ファイル チェッカーを実行 (
SFC /scannow
) - DISM コマンドを実行 (
DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth
) ※Windowsイメージの修復 →いきなり修復じゃなく、まず/ScanHealth
がいいかも - アップデート前にセキュリティソフトを一時無効化、またはクリーンブートで余計な常駐ソフト無しで行ってみる
ちなみに今回は困ったあと、Windows回復環境の「詳細オプション」でコマンドプロンプトを開いて作業してみたのですが、
SFC /scannow
は、検出後のファイル修復がセーフモードではないので適用できず、セーフモードでの起動もエラーで失敗、で詰まる。chkdsk c: /f
は、異常なし- 障害になりそうなドライバーを外して起動してみる(
DISM /Image:C:\ /Get-Drivers
で調べて、DISM /Image:C:\ /Remove-Driver /Driver:oem**.inf
で外す)→改善せず、空振り
という結果でした。
SFC コマンドでシステムファイル修復が出来ていれば、更新もうまくいったかもしれません。ただコマンドプロンプトに入れるのであれば、USB経由等でユーザーデータを救出することはできるようです。
クリーンインストール
結局このPCは、ユーザーデータは破棄でもOKで、OSアップグレード履歴があったので、 Windows10のISO でクリーンインストールしてしまいました。プロダクトキーが空のままでも、問題なくライセンス認証は通りました。
この失敗がどなたかのお役に立てれば幸いです。
以上です。