アクトインディ開発者ブログ

子供とお出かけ情報「いこーよ」を運営する、アクトインディ株式会社の開発者ブログです

東京とロンドンではどちらが働き(住み)やすいのか比べてみる

こんにちは、nakamuraです。この記事は actindi Advent Calendar 2018 の18日目の記事です。今回は、4年前までおよそ9年間、ロンドンでウェブエンジニアとして働いていた経験があるので、東京とロンドンではどちらが働き(住み)やすいのか比べてみたいと思います。

ただ、僕の経験上の話で比較していくので、必ずしも一般的な内容ではないかもしれないのでご了承ください。 たぶん、こんなのあたしの知ってるロンンドンじゃない!なんてこともあるかもしません。ごめんなさい。

まず、前提として、お金についてなんですが、2018年12月時点で1ポンドは約143円くらいです。ただ、ロンドンで働き、物を買ったり、サービスを受けたりしていると、1ポンドがだいたい100円くらいの感覚になります。なので、ここでは1ポンドが100円くらいの感覚で読んでいただければと思います。

さて、それでは、衣食住の「衣」から行きます。 ロンドンにも東京と同じようにファストファッションのお店がたくさん展開されているので、着るものに関しては東京と変わらずです。ほんとファッション業界のグローバル具合は凄いなぁと実感してきました。

面白いところだと、「SuperDry」というブランドがあったりします。かなりの確度で着ている人を見かけます。

イギリスの食事は日本と比べると確かに、美味しくないものも多いのですが、ロンドンもいろいろな国のレストランがあるので、そういったレストランに行けばリーズナブルで美味しい食事にありつけます。特にカレーの場合は、ベスナルグリーンです!ロンドンでカレーが食べたくなったら、ぜひ、行ってみてください。確か、美味しいベーグル屋さんとかもあったはず。

住宅環境

僕は今現在、東京の大田区にある1Kのアパートに住んでいますが、だいたい大田区の1Kの相場は約7万5千円くらいだそうです。その上、ガス、水道、電気代を合わせると多く使っても8万5千円くらいでしょうか。 ロンドンでは、Ealing broadwayというところにある1Kみたいな感じのFlatに住んでいました。家賃はガス代込みで800ポンドでした。水道、電気に関しては、ロンドンにある口座の引き落とし額を確認してみたところ、だいたいあわせて50ポンドくらいでした。なので、毎月850ポンドくらい支払っていたことになります。

うーん、支払っている金額はほぼ同じですね。

ただ、ロンドンの場合、これくらいの家賃で住める1Kの場合は、古いタイプの家が多いので、水回りが激弱で、お湯がでなくなることがたまーにですが、あります。

ちなみに、ロンドンに住んでいる日本の人は、Mixbという掲示板で住むところを見つけたり、情報を交換したりしています。

通信費

どこに住むにしても、インターネット環境とスマホは必須ですよね。ということで、比べて見ます。 今現在、僕はsoftbank光を2年契約で使っていて、料金はだいたい毎月7千円です。 ロンドンでは、BTの基本的なbraodbandサービスを使っており、月額およそ35ポンドくらいだったと思います。

さて、次にスマホですが、僕の携帯は2年契約で毎月1500円くらいです。ロンドンではo2というところで月に支払っていた金額はおよそ30ポンドくらいでした。

インターネットに関しては、ロンドンの方が安いですね。スマホはちょっと高い気もしますが、契約期間に関する条件が日本よりもだいぶ柔軟なので、ありがたかったし、日本に戻ってきてびっくりしました。

通勤

次に、公共交通機関を見てみます。

ロンドンはZone制というものを使っており、Zone毎に料金が違ってきます。これは僕個人とその友人の感覚ですが、だいたいZone3までくらいが山手線内な感覚です。 で、その料金ですが、あらためて確認してもやっぱり高いですね。2018年現在で、1ヶ月153.60ポンドですからね。向こうで働いてお給料もらってると1万5千円くらいの感覚だと思います。円換算しちゃうと、驚きの2万2千円(2018年12月)です。いくらZone内は乗り降り自由で、バスも使えるって言っても、通勤の場合は、ほぼ決まった区間しか乗らないですからね、なんか割りに合わないです。

ちなみに、山手線の品川ー池袋間で比較した場合、1ヶ月の定期代は7,750円でした。ロンドンと比べると感覚値としてはほぼ半額です。安いっ! しかも、日本の電車はキレイ。駅もキレイ、トイレもまぁまぁキレイ。ロンドンのTubeは、ねずみちゃんが、いたるところを走り回ってますからね。さらに、電車内はオリンピック以降、徐々にキレイになっているとはいえ狭いんですよね。トイレがある駅も少ないですし、なんといっても年に数回、ストライキやっちゃいますからね。もうね、これはほんと最悪なんですよ。ただでさえ、信号機の故障とかで遅れたり、運休になったりするのに。あえて、止めますからね。信じられません。 さらに、日本の地下鉄に乗って家に帰ってきたら、鼻の中、真っ黒なんてことないじゃないですか?でも、Tubeに乗って家に帰ったあと鼻をかむと、黒ずんで汚れてるんですよ。ほんと、びっくりします。

ただ、日本で最悪なのは満員電車ですね、やっぱり。もう、ほんとこればっかりは無理ですね、耐えられない。ロンドンのTubeも満員になる路線や区間はやっぱりあるわけで、2、3本見送らなきゃいけないなんてことも、まぁ、あることはあるんですが、やっぱり日本の満員っぷりとは比較にならない気がします。

病院

次に、人間行きていれば、怪我もするし、病気にもなるということで、病院について比べてみます。

UIKにはNHS(National Health Service)という国民保険サービスがあります。基本無料です。盲腸とかのオペ的なものでも無料です。素晴らしいシステムだと思います。病気になったときに助けてけれる医療機関はほんと素晴らしい。しかもそこが無料なんて、信じられません。

ただしっ!気をつけてー。いろいろと問題ありなんです。僕の友達は虫垂炎が破れちゃって緊急手術になったわけですが、数日後にだされた食事がFish&Chipsでしたからね。ほんとびっくりですよ。「食えるかーいっ!」ってね。さすがに、友人も、スポーツドリンクとヨーグルト買ってきてって電話してきました。もうね、ほんと、病院食のメニューにFish&Chipsがあることにもびっくりです。そりゃ、ベンゲルだって、イギリスサッカー選手の食生活にびっくりして、改善に取り組むのもうなずけます。

治安

次は、治安についてです。

これはですね、もう比較するまでもなく、東京の方が圧倒的に安全です。僕の友達は数人ですが、実際に帰宅する際、暴行にあったり、盗難にあったりしてます。僕も2011年にロンドンで起きた暴動を目の当たりにしましたが、ほんと衝撃でした。朝起きたら、家の前に停まっていた車の窓ガラスは割られてるは、駅までにあるお店の大半の窓ガラスは現状をとどめてなかったですからね、ほんと怖かったです。

休日の過ごし方

最後に、ちょっとロンドンの良いところを紹介します。

ロンドンはいろいろなところで休日になるとマーケットが開かれます。これは、ほんとロンドンを訪れる機会があったら、ぜひ行ってみて欲しい場所です。イギリスの食事が美味しくない。といった評判も、少しだけ改善されるはずです。僕はこことかここによく行ってました。

あとは、やはり、休日はSunday RoastをPubで食べる!ですね。Pubでまったりとお昼開催のプレミアリーグをビールを飲みながら待つのはほんと至福の瞬間でした。

まとめ

やっぱり、こうして比較してみると、東京の方が、だいぶロンドンに比べて住みやすいし働きやすい環境のような気がしてきます。実際に、そうなんだろうと思うんですが、ロンドンにいると週末に簡単にヨーロッパに旅行に行けたり、日本だとなかなか体験できないこともあるので、どちらが良いかは人それぞれだと思います。ただ、個人的には、東京の方がだいぶ働きやすいし、住みやすい環境だと実感しています。

さらに弊社では、リモートワークが可能だったりと比較的柔軟な働きが可能なので、とても働きやすい環境が用意されています。

弊社では、ただいま、エンジニアを絶賛募集中です!働きやすい環境をお探しのエンジニアのみなさん、お待ちしております!