アクトインディ開発者ブログ

子供とお出かけ情報「いこーよ」を運営する、アクトインディ株式会社の開発者ブログです

物理Sprintボードをオンラインにしてみた

ohataです

新型コロナの影響で多くの会社でリモート勤務などが行われていると思います。 アクトインディでも現在リモート勤務を実施しています。

リモート勤務について

もともとアクトインディでは状況などによって個人でリモート勤務を行う事がありました。 今回のようにチーム全体 (ディレクター、デサイナー、エンジニア)でリモートワークというのは初めてだったので 弊社側で行った対応について少し紹介いたします。

Scrumボード

チーム毎にAgileで進めているところや、Scrumを導入していたりするチームもあり様々ですが、基本的な進捗などはSprintボードを使って行っています。 今回フルリモートを行うにあたり物理ボードでの管理をどうするかが一番悩みどころでした。 もともとリモートワークのメンバーもいるので、過去にいろいろなツールを検証したのですがイマイチ効果が出ず、物理ボードに移行した経緯があるので、ツールでの解決はなかなか難しいと思いました。

解決策

ツールの検証をした時に、導入時に起こった問題の1つにツールのメンテコストが大きくかかる事がありました。 そこを意識しながら、物理ボードをオンライン上で同じように再現できるツールはないか検証することにしました。 再現できるツールと書くと難しい感じですが、基本的には以下の条件が満たせれば良いと思っています。 - フォーマットなど特になく自由に書ける - 全員で同時にみたり編集ができる

時間もなかったのでざっと調べた結果、以下の候補が上がりました - google slide - Jamboard - miro

google slide

この案はみんなの盲点でとりあえず明日からリモートに入るなら不便ではなさそうかもと一瞬思ったのですが、 枠の幅など、ボードに載せる事に頭を使いそうなのと、自由度が足りんないというところで却下になりました。 あとうまく回らなそう感が半端なかったです。。。

Jamboard

Jamboardはオンライン上でホワイトボードのように書けるツールです。かなり自由度が高くこれなら良いんでは?と思いましたが、ツール利用時にちょっとした操作スキルが求められそうなので、別のものを検討する事にしました

miro

miroはCloudでコミニケーションできるツールが揃っていました。 もともとユーザーストーリーを作成する際に利用して便利だなーと思っていたので、個人的にイチオシでした。 テンプレートで Sprintボードなどもあるし、好評だったのが、付箋オブジェクトと色変え機能です。 担当部署やチケット種別によって色を使い分けていたので、かなり物理と近くなりそうな気がしました。

作ってみた

リモートに切り替わる前にディレクターと一緒に作成してみました。 なかなかの再現度で作れたと思います。 f:id:k-ohata:20200413085427j:plain

こちらのチームは背景色、文字色など完全に物理に寄せていて、こだわりを感じます f:id:k-ohata:20200413085450j:plain

デイリーミーティング

こちらは特別な事はなく、hangoutを利用して行っています。 Sprintボードはメンバーに共有してあるのですが、全画面共有してボードをみる感じにして、出社時と同じ感じを出すようにしています。効率面ではそんなに良くないので、もう少し慣れてきたら個人で参照してもらう感じになるかもですね。

ブレスト

期が変わる時期もあり、いろいろなプロジェクトなどが動き始めると思うのですが、 こちらもスプレッドシートや、ブレスト機能を使って共有したりしています。miroは[mind map]のテンプレもあるので、ブレストで出たアイデアの発言の流れを整理するにはすごい良いです。 例えば以下のようなmind mapがあった時に f:id:k-ohata:20200413090502p:plain

[検索結果]の[一覧で表示するもの]というものは、[情報量]-[〇〇の情報が欲しい]の話で解決できそうなど。 リモート関係なく、非常に便利でした。 (線の付け替えのやり方がよくわかりませんが。。。)

所感

個人的には出社して仕事をするスタイルが好きなのですが、今のところリモート勤務による弊害は特に感じていません。 リモートが良いというより、出来ない状況になると対応するための行動力が上がるなと思いました。 普段の業務でも意識しなければいけないですね。

この状況から出社ベースに戻った時に、対面で仕事するメリットも感じやすくなるのかなと思います。 同時に[リモートで良いじゃん、宅配で良いじゃん]とかそういう話になり、働き方含めて何か変わりそうな気がしました。 サービス的にも、その辺の視点は頭に片隅に入れておきたいです。