こんにちは、kanekoです。2018年の秋からアルバイトとして勤めていましたが、この4月に正式に社員としてジョインしました!そしてこれがはじめてのエントリーです。
記念すべきファーストエントリーは2019年4月18日〜20日に福岡国際会議場で開催されたRubyKaigiに参加してきたレポートです。
去年と今年の話
RubyKaigiに参加したのは今年が2回目でした。 後述しますが今年は”ヘルパー”という、当日に運営の手伝いをする一員をしていました。 それはそれでRubyKaigiへの見え方が変わったのですが、一参加者としても、主に以下の2点から、RubyKaigiが違って見えました。
- セッションの決め方
去年はタイトルを見ても全くピンとこなかったので、登壇者が知っている方だったら「なんだかよくわからないけれどとりあえずこれを聞こう」という具合にセッションを選んでいました。決め手がなかったらメインホールのセッションを聞いていました。
今年は、「この内容を聞いてみたい」と思って選ぶようになりました。また、登壇者について「この人はこういうことをやっている人だからこのような話をするんだな」というのを知って聞けることが増えました。単に人だけで選んでいた時よりも内容が入ってきて楽しかったです。その点は自分ですごく成長を感じました。(登壇内容自体はすごく高度なので、理解度はそんなに高くないですが...)
- 聞くときの意識
去年は2日間しか参加できなかったのですが、2日分で聞けるだけのセッションは全部聞きました。
去年は今年以上に理解が追いついていない状態だったのですが、わからないなりに必死に聞こえる単語をPCに書き上げて「これをわかるようになりたい」と思ったりもしていました。メモ取りマシーンみたいにメモを取っていたのでタイピング力向上という副産物が生まれたくらいですw
今年は、高度で理解が追いつかないというのは未だありましたが、前回に比べ「今の開発にどう活かせそうか」と考えたり「自分でもこういうことをやってみたい」と感じながら聞けるようになり、その点は去年にない楽しさだったと思います。自分のレベルが上がったらもっともっとこの割合が増えていくのだろうと思うので、「やっていくぞ!」という気持ちが高まっていくのも感じました。
セッションの感想
すばらしい発表をたくさん聞くことができました。そのうちいくつか簡単に感想を。
Building a game for the Nintendo Switch using Ruby
完全にタイトルで選んで聞いたセッションです笑
すごくインパクトがあって、見ていて「わーーー!!!なんだこれーーー!!!すごーーー!!」と思いました。
すごい人たちって本当に楽しそうにコードの話をするので話を聞くこと自体が楽しいなと感じているのですが、このセッションがまさにそれでした。 Rubyでできることって自分が思っているよりもうんと広くて自由なんだなとも感じました。
Best practices in web API client development
スライドがこちらに。 speakerdeck.com
今業務では新規の開発をしているのですが、APIのサーバー側もクライアント側も作ったり手を加えたりしているので、ぜひ聴きたいと思って聴きに行きました。
内容全てが参考になったのですが、特に「単一責任の原則」についての箇所は、自分が今業務でやっていて一番抜けがちなので、グサグサ刺さりました。
Optimization Techniques Used by the Benchmark Winners
このセッションについては、実は聴いていても全然分からなかったです。
ですが、その日の夜にご本人と偶然お話できまして、「受付をしていたので英語で質問を受けることがあったのだけどきちんと答えられなくて、英語を話せるようになりたいと思った」という話題を出しました。
そうしたら「来年の松本に行く?」「その時にまた話そう」と言ってくださって、”彼ともっと言語面でのストレスなく話たいし技術的な話を一緒にできるようになりたい!”とめちゃくちゃ思いました!
彼のこのセッションが全部わかるような英語力と技術力をつけたいなという点で、私の中ですごく印象に残るセッションになりました。
ヘルパーをしたこと
さて、当日の運営のお手伝いをする人は”ヘルパー”と呼ばれるのですが、今年そのヘルパーをやらせていただきました。3日間受付をさせていただきました。 結論から言って、このような素晴らしいイベントの運営のお手伝いができたこと、しかも錚錚たる方達とご一緒できたことは、大変光栄であり、ありがたいことでした。心から感謝いたします。
このようなことを書くのは生意気かもしれないのですが、語弊を恐れずに書くと、ヘルパーをしたことでRubyKaigiが自分にとってずっと身近なものに感じられました。 今年初めて参加した知人が感想で「Rubyも人間が書いているんだとわかった」と述べていたのですが、それと同様の感覚かもしれません。私は当日の、しかもほんの一部しかみてはいないけれど、RubyKaigiをつくるみなさんの思いに直接触れられたような気がしました。
今年のRubyKaigiのTシャツとパーカーと名札は大事にします!
全体を通して
今年このように参加してみて、またある登壇者からお話を伺って一番思ったことは「登壇できるくらいのスキルやアイディアや思いを持って開発できる人になりたい」ということです。
”すごい”人、”強い”人たちのように、心が踊るようなコードを書いてみたいです。今はまだ「やってみたい」と言うことしかできないし、そうなるまでにはすごく時間が必要かもしれません。
しかし、少し前までは「"あちら側"と"こちら側"」のような感覚で登壇者やコミッター、運営の皆様を遠くで眺めていたような私にとって「自分にもやればできる」と思えたこともKaigiEffectと言えそうです。
最後に
以上、感想のほんの一部ですが、参加レポートでした! 大事なことを書いていませんでしたが、このRubyKaigiには業務として 経費も会社で立て替えてもらって参加しました! 働きやすさもカンファレンスへの参加のしやすさも抜群のアクトインディで一緒に働く仲間を募集しています!気になる方はいつでもご連絡ください!